【回顧】ジャパンカップ 〜ハッピーエンド〜

お疲れ様です。ロベルトです😆

 

ジャパンカップ。見事にアーモンドアイが有終の美を飾りました。本当に素晴らしいレースで、今後起こり得るかわからないような奇跡のメンバーで、期待を超えたレースだったと思います。感傷的な回顧になってしまいますがご容赦ください。

 

アーモンドアイは胸を貸す堂々としたレースで最強の挑戦者達を封じ9つ目のタイトル。このペースでタフな馬場。正直後ろの3冠馬にやられるなと感じました。しかし終わってみれば1頭抜けての完勝。想像以上でした。結果的にですがこの馬は有馬記念では惨敗しましたがクラシックディスタンス前後に最も適性があったようです。それくらい明らかに天皇賞よりもパフォーマンスを上げてました。身体的な衰えについては、予想の際に触れた通りもしかしたら体質強化されている可能性もあると考えていたので、実際にはわかりませんが無かったのではないかと思います。衰えていたらさすがに3冠馬2頭を完封することは出来なかったでしょう。

最後のレースで輝かしい記録をまたも打ち立てた馬ですが、個人的にはそれよりも記憶にしっかりと刻まれた馬です。素晴らしいレースもしましたが、挫折も屈辱も味わった馬です。ローテーションについて心無い声もありました。しかし3年に渡って挑み続け挑まれ続けた王者でした。アーモンドアイはずっと語り継がれることでしょうし、競馬の歴史が続く限り色々な人たちが評価することでしょう。僕はただファンとしてこの馬をリアルタイムで追い続けることが出来て幸せでした。最強の時も負けた時もひたすらファンでした。関係者の皆様に感謝。そしてさようならアーモンドアイ。ありがとう。

 

敗れはしましたがコントレイルもデアリングタクトもいきなり経験したことが無いような速い流れをタフな馬場で強いられたにも関わらず素晴らしい競馬でした。ペース慣れに関してはアーモンドアイはマイル経験が豊富なだけに経験の差もあったと思います。アーモンドアイが3歳の時にいきなりこの馬場でこの競馬になっていたら、この2頭のように対応出来てたかは微妙だと思います。

コントレイルは1番理想的なポジションで素晴らしい末脚でした。「恵まれた位置にいたのに敗れた」と言いたいのではなく、そういった位置取りも自在にこなせるというのは恐ろしい能力です。一言で自在性と言えますが、この超高レベルのレースで自在性を発揮してレースを掌中に納めているのは末恐ろしい。まだまだ良くなりそうな馬体ですし王道を貫いてほしいです。

デアリングタクトは最後の最後に3着確保。直線でヨレて内を突きましたが並の馬なら3着は無理な競馬。ロベルト系は負けて強くなると思っているのでこの馬の未来も楽しみで仕方がありません。有馬記念はさすがに出ないかな。

2頭ともまずは休養となると思いますが、またしっかり仕上げられた時、今回の経験はとても大きなものとして活かされるはずです。

 

4着のカレンブーケドールは非常に惜しい内容。津村騎手はいつの間にか外へ持ち出す凄い騎乗でした。タフな流れになったのは良かったと思いますが、それにしてもこの馬が重賞を勝ててないのは信じられません。

グローリーウェイズは川田騎手が渾身の勝ちに行く騎乗。川田騎手のこの姿勢は大好きです。レースを盛り上げたキセキを捕まえにいく迫力満点。馬も最後までとても頑張ってました。東京でのレース経験の差もあったと思いますし、この馬の今後も楽しみです。

 

予想としては3強にしか印を付けなかったことが、配当はともかく、ひとりの競馬ファンとして少し満足してます。振り返ると3頭の3冠馬の出走が決まってからのワクワクした日々。改めて凄いメンバーの、伝説になるに相応しいレースだったと思います。勝ったのはアーモンドアイではありますがこのレースに敗者は居なかった気がします。どの馬のこの伝説のレースを創った主役達でした。みんなが素晴らしくカッコよかった。そして全馬無事に完走し終えて良かったです。

 

まだまだどこまでも競馬は続きます。この余韻に3日間くらいは燃え尽きて週末はまた競馬をのびのび楽しもうと思います😋笑

 

それでは!!!